ある出来事の断片のような場面。思い切りよくひかれた線と余白の対比。画面を縁取る重い鉄のフレームとガラス板。
画家・O JUN(おう・じゅん 1956年生まれ)は、東京芸術大学で油画技術を学び、スペイン、ドイツに遊学、1980年代末に合金の筆を用いたパフォーマンスを発表します。1990年代後半からは、鉛筆、クレヨン、水彩、油彩など、あらゆる画材を動員して、具象的イメージを描きためてきました。そ...
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ある出来事の断片のような場面。思い切りよくひかれた線と余白の対比。画面を縁取る重い鉄のフレームとガラス板。
画家・O JUN(おう・じゅん 1956年生まれ)は、東京芸術大学で油画技術を学び、スペイン、ドイツに遊学、1980年代末に合金の筆を用いたパフォーマンスを発表します。1990年代後半からは、鉛筆、クレヨン、水彩、油彩など、あらゆる画材を動員して、具象的イメージを描きためてきました。そこには、画家が住み慣れた東京郊外をはじめとする現代日本の情景が、特異な視点で捉えられています。画面を鏡として、私たちは、自らの心の奥底を覗き込かのような、深い体験に導かれます。
本展は、新作約40点を含む、150点におよぶ作品群によって、30年にわたるO JUNの歩みを総覧します。その絵画世界が背負う、たくましい想像の力と勇気を、しかと身の内にお受け取りください。
主催:府中市美術館
協力:ミヅマアートギャラリー、Itazu Litho-Grafik、谷山恭子、東京藝術大学絵画科油画第七研究室
同時開催:石田尚志公開制作
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会場: 府中市美術館
会期: 2013年12月21日(土)~2014年3月2日