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長谷川祐子 「トーマス・デマンド展」

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About the Exhibition

トーマス・デマンド(1964年生まれ)は、被写体となる状況を自ら制作して撮影する構成写真で知られる、ドイツ現代美術界を代表する作家の一人です。デマンドは主に政治的、社会的事件が起きた現場の風景を、写真をもとに厚紙で精巧に再現し、それを撮影します。 ちらりと浴槽がのぞくバスルームやがらんとしたコピーショップ、エスカレーターなど、ごく普通の 日常の風景が切り取られた世界。それらは一見本物と見紛うも...

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会場: 東京都現代美術館

会期: 2012年5月19日~7月8日

About the Speaker

長谷川祐子(はせがわ・ゆうこ) 批評を基幹に据える国際派キュレーター。東京都現代美術館 チーフキュレーター。京都大学法学部卒業、東京芸術大学大学院修了後、水戸芸術館、世田谷美術館勤務、ホイットニー美術館研修などを経て、1999年より金沢21世紀美術館の立ち上げに参加、建築、コレクションなどをデイレクションする。オープニング展『21世紀の出会い̶共鳴、ここ・か ら』、『Matthew Barney:Drawing Restraint9』などを企画。 また2001年イスタンブールビエンナーレ総合コミッショナー、 2002年上海ビエンナーレ、2005年メデイアシテイ・ソウル、2010年サンパウロ・ビエンナーレの共同キュレーター、第12回ヴェニス建築ビエンナーレ アーティスティック・アドバイザー、2013年第11回シャルジャ・ビエンナーレ、キュレーターを務める。東京都現代美術館にて『東京アートミーティング』という他のジャンルの専門家と共同企画を進行中。2011年はSANAAと『東京アートミーティング(第2回) これからの建築空間―建築、アート、人々の新しい環境』を開催。2006年より現職。多摩美術大学特任教授。学生ゼミとしてcuratorial practice in the urban environment(CPUE)を都内各所で展開する。 著書「おんなの子のための現代アート入門」(淡交社)「「なぜ?」から始める現代アート」(NHK出版新書)

About the Artist

トーマス・デマンド 1964 ドイツ、ミュンヘンに生まれる 1987-90 ミュンヘン美術アカデミーでインテリアデザインを学ぶ 1990-92 デュッセルドルフ芸術アカデミーで彫刻を学ぶ 1993-94 ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで学ぶ 2003 第50回ヴェネツィア・ビエンナーレに参加 2004 第26回サンパウロ・ビエンナーレ、ドイツ館にて個展を開催 2005 ニューヨーク近代美術館にて個展。東京国立近代美術館で開催された「ドイツ写真の現在-かわりゆく「現実」と向かいあうために」展(2006年、京都国立近代美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に巡回)に参加 2006 サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)にて個展 2009 ベルリン新国立美術館にて個展 2010 第12回ヴェネツィア国際建築展にロンドンの建築事務所、カルソ・セント・ジョンとともに参加 2010-2011 ゲッティ研究所(ロサンゼルス)にゲッティ研究員として滞在 現在まで世界各地の主要美術館での個展やグループ展多数。ロサンゼルスとベルリンに在住

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